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2024年度
一次審査通過者発表
(ウェア部門)

  • 井芹 杏里紗

    国際ファッション専門職大学

    井芹 杏里紗  いせり  ありさ

    作品名:面 MEN

    コンセプト

    日本の伝統を象徴する「着物」と「折り紙」によって生まれる和の美で組み立てるドレス。
    日本に昔からある勿体無い精神の元、着物を仕立てた際に生まれる端切れを最大限に活用。
    多くの面によって組み立てられる形のため、タイトルは「面MEN 」

    ポイント

    • ドレスは折り紙の要領で組み立てる。
    • 三つのパーツでひとつの三角を作り、それを立体的に組み立てる。
    • 着物部分は、仕立てた際に生まれる端切れを使用。
  • 神川 裕貴

    一般応募

    神川 裕貴 かみかわ ゆき

    作品名:ハレトケ

    コンセプト

    ハレトケの往来に、私たちの生活は続いている。
    着物というハレをこれからも絶やさずにいられるよう祈りを込めた。
    華やかな着物の柄でハレ、と普段の日常を命がたぎるような赤に染めてた生地でケ、を表現する。

    ポイント

    • 着物を解体し、その形を効果的に使えるよう、極力長方形のまま用いる。
    • 着物と着物の間にフレアが広がる三角形の素材を組み合わせることで全く違うものに仕立てていく。
  • 菊入 友里杏

    東京都立城東職業能力開発センター

    菊入 友里杏 きくいり  ゆりあ

    作品名:織華(しょくか)

    コンセプト

    伝統が躍るドレス。
    伝統的な和の要素と、西洋の優雅なドレスシルエットを融合し、新しいスタイルを生み出す。

    ポイント

    • 帯生地を使用したクリノリンの吊るしリボン部分。
    • 和の繊細な模様とクリノリンの立体感を通して、歴史と現代のエレガンスが調和するデザインを目指した。
  • 倉持 三千世

    一般応募

    倉持 三千世 くらもち  みちよ

    作品名:直線

    コンセプト

    古着物をほどいてリメイクする際、なるべく生地の幅をそのまま、直線を生かして構築する事で再び他の人の手によってリメイクされる可能性を考えた。
    リフレクターを所々に取り入れ現代的、ストリート要素も加えている。

    ポイント

    • ジッパーやスナップ、フックアンドアイなどで、とめたりひらいたりする事で、シルエットを変化させられるジャケットに。
    • 解体した古着物の生地の幅(反物幅やえりなどの細い幅)をそのままでプリーツを作るなどでボリュームをコントロールしたり動きを加えた直線ドレス。
    • 和でありながら前衛的であり、海外ハイエンドとも並べるデザイン。
  • 五賀 駿也

    東京モード学園

    五賀 駿也   ごが  しゅんや

    作品名:tuna着

    コンセプト

    伝統的な畳から着想、サスティナブルの観点も含め過去から未来へ繋いでいく事をテーマに。
    そのテーマに対して個性を持つことの大切さも伝えていく。

    ポイント

    • 畳が敷き詰められている様子を見て、同一の形ではなく新たな不規則な形の畳に置き換え個性を作りリアルクローズの中に落とし込んだ。
    • それぞれの着物生地の柄を利用、また現代の技術と掛け合わせる事で伝統を過去から繋ぎ、新しい形として生み出せるようにした。
  • 鈴木 祐太

    立教大学大学院

    鈴木 祐太  すずき ゆうた

    作品名:風華変容(ふうかへんよう)

    コンセプト

    過去の伝統を大胆に再解釈し、現代のライフスタイルに溶け込むことをあえて避けた、非日常的でアバンギャルドなファッションを提案する。
    クリエイティブチーム「逃避行」が立ち上げたアートプロジェクト「Kimono Reproducts」と連携し、祖母世代の着物を素材に用いながら、その美しさや歴史的価値を新しい視点で再構築し、現代の感性に挑戦するデザインとなっている。

    ポイント

    • 体の形に従う通常のファッションの制約から解放され、ボリューム感を強調したシルエットが特徴。
    • 鮮やかで多様な色彩を使用し、伝統的な着物の柄や色合いを現代の感覚で再構築。
    • 重ねられた布が生み出す立体的なデザインは、まるで彫刻作品のようであり、着る人自身がアートの一部となるような感覚を提供する。
  • 炭屋 有希子

    一般応募

    炭屋 有希子  すみや   ゆきこ

    作品名:襤褸

    コンセプト

    構築と刺し。

    ポイント

    • 市場では価値無しとされているが、そこはかとなくデザイン要素を感じるダメージの強い帯生地を使用。
    • 抜け感と所々の長方形に着物っぽさを感じつつカジュアルなセットアップに。
    • ダメージと共生するように、刺し子やダーニング、かけはぎ、ミシン刺繍などさまざまな刺繍を刺し、命を吹き込む。
  • 中村 虹輝

    文化服装学院

    中村 虹輝 なかむら こうき

    作品名:循環する服

    コンセプト

    サステナブルの先を考えた服。

    ポイント

    • 不要になった服、着物、生地を細かく引き裂き繊維状にし、布を掛け合わせオリジナルのテキスタイルを作成。
    • 製作したものもいつか着なくなる。それもまた繊維にすることでサステナブルの循環ができる。
  • 西﨑 有那

    文化服装学院

    西﨑 有那 にしざき ゆうな

    作品名:変化し続ける東京

    コンセプト

    日々、変化し続ける東京の街をコンセプトにデザイン。
    目まぐるしく変わる日常に感じるワクワクと緊張感をイメージし、その日々を過ごしながら、挑戦し続ける人へ。

    ポイント

    • ウエスト部分は、さまざまな着物のハギレを使用し、編むことで、オリジナルのテキスタイルを作るほか、サスティナブルを意識している。
    • パンツの裾を吊り上げることで、唯一無二のデザインにしている。
    • テーラードスーツと着物を組み合わせることで、新しいスタイルを提案。
  • 西吉 絢海

    東京モード学園

    西吉 絢海 にしよし あやみ

    作品名:Kimono Wave

    コンセプト

    着物の流行がもう一度来てほしいという思いから着物の波をテーマに波打ったシルエットやディティールのあるものにした。
    シルク素材だからこその素材の軽さを生かしたいと思いデザインした。

    ポイント

    • 着物を裁断した生地を縦に留めたり、縫い付けることで波を表現。
    • 歩くと着物が生きているように動く様子になり、人が着ることで魅力が出るよう、動きが出るデザインとした。
  • 野口 キララ

    国際ファッション専門職大学

    野口 キララ  のぐち

    作品名:VIBRANT VEIL

    コンセプト

    着物は普通一枚、一種類の生地から出来ていることが多く、一着の中で多くの生地を見ることはほぼ無いだろう。
    そこで、一着の中で多くの着物生地を眺めることができるをテーマに着物のキルティングダウンをデザインした。

    ポイント

    • 着物生地で目新しいキルティングコートを作ることで、レトロモダンの雰囲気を出しつつ、シアー生地の中に無造作に多様な着物生地を入れてキルティングを作る為一度に多くの着物生地の鮮やかさを感じられるデザインにした。
  • 花田 玲於

    一般応募

    花田 玲於  はなだ  れお

    作品名:コラージュ

    コンセプト

    生地をコラージュのように切り抜き、あしらい、再構築させることがテーマ。 和生地の美しさをそのままに、現代的なデザインと合わせることで新しい視点から和装の良さを知るきっかけになれたらと思う。

    ポイント

    • 部分的に難があり、着用されなくなった和生地を切り抜き再利用する。
    • 各々のダメージ箇所に対応したかたちでパッチワークのピースを考案し、全体像をイメージしながら組み立てるため、生地の無駄を少なくしながら製作が可能。
    • サイズの問題で処分されてしまうことがないように、ある程度体型や身長を問わず着用が可能なサイズフリーのデザインとする。
  • 原田 かむい

    華服装飾専門学校

    原田 かむい  はらだ

    作品名:OBI(帯)

    コンセプト

    十二単からインスピレーションを得て様々な帯のレイヤードを体にまきつけて「ドラディショナル×モダン」をコンセプトに柄や色をデザインした。
    全体を通して〔和〕を大きなテーマに。

    ポイント

    • 柄は昔からある鮮やかで伝統的な柄と、モノトーンでシンプルな柄をレイヤードしてトラディショナルとモダンのコントラストを表現。
    • ヘッドピースは畳をモチーフに、い草を使用。首もとと腰の後ろには水引きをモチーフにしたリボンが付く。
  • 三浦 彩

    東京モード学園

    三浦 彩  みうら あや

    作品名:鎧 –yoroi-

    コンセプト

    鎧をイメージしたデザインをマクラメ編みで表現。

    ポイント

    • 服は鎧のように自分を強化してくれるものと考えた。
    • 紐を人間関係に例え、東京を生きる人々の社会に対する複雑な不安や期待をマクラメ編みで表現。
    • 生地から紐を作ると直線カットの為、残布を減らす事ができ、着物の汚れやシミは結び目で隠す事が可能。
  • 山田 萌永

    国際ファッション専門職大学

    山田 萌永  やまだ  もえ

    作品名:花手毬

    コンセプト

    「ちりめん細工×現代ファッション」
    本来、 ちりめん細工を衣服として用いることは無いが、日本古来の紋様と技術を継承していける よう、若者にも着てもらえるデザインとした。

    ポイント

    • 花てまりでつくるオリジナルのパッチワークウェア。
    • 障害のある方でも容易に着脱が可能。
    • 二越友禅ちりめんのはぎれでハンドメイドの花てまりを作る。

2024年度
一次審査通過者発表