SFDA 2026
一次審査通過者発表
(ウェア部門)
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東京モード学園
浅井 勇貴
作品名:散りばめられた市松
コンセプト
ガラスが割れて散りばめられた様子から着想を得た作品。
同じ様に割れる事のない不確実さ、不均等さをあえて柄としました。ポイント
- 着物とテーラードという対局の要素をぶつけ、和柄の絢爛さを上手く柄として溶け込ませる。
- 柄を更に柄として活用する新しい試み。
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東京モード学園
池田 匠
作品名:UPS AND DOWNS 起伏
コンセプト
感情の起伏、人生の起伏。
人を取り巻く起伏。ポイント
- 起伏を波形と捉え、生地を隆起させリベットで保形させる。
- サステナブルは配慮し、廃棄を最小に帯状でカットした立体的な作品を提案。
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エスモード・東京校
市川 実花
作品名:Edit me
コンセプト
持続可能性に欲望の肯定は不可欠という考えに立脚し、服の構造を問い直す。パーツ化により、再構築(=編集)を容易に。変わり続ける服が、変わり続ける人の欲を満たし続ける。
ポイント
- パーツ化された服は、色や形状を自由に「編集」可能。着る人の「もっと」は、新品購入ではなくパーツ交換で実現。
- パーツ自体が小さい長方形の寄せ集め。古布や端切れのような制約のある素材も、自由な循環の主役になる。
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一般応募
梅宮 青
作品名:musuhi
コンセプト
日本の古神道である「産霊(むすひ)」という言葉からインスピレーションを受けた。様々な思いや意味を込め着用されてきた着物をリスペクトし、新たな価値を創造したい。
ポイント
- 着用されなくなってしまった着物をメイン素材に使用。
- 着物本来の色彩を生かしたオリジナルテキスタイルを制作。
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東京モード学園
漆原 幹人
作品名:Re-Tie
コンセプト
「結び直すことで、命をつなぐ」
使われなくなった着物を「リボン」として結び直し、人と人を未来へつなぐ。
全てのリボンが一つの森のように集まり、命の連なりを表現。ポイント
- 全てを長方形リボンで統一し、生地を無駄なく使い裁断ロスを最小限に抑える。
- 全体を覆うリボンの密集感、積み重なることで圧倒的なビジュアルに。動きで風や光を受け美しく揺れる。
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東京デザインプレックス研究所
片柳 由菜
作品名:シュリンク
コンセプト
袋縫いテープを活用することで、従来の和服にはない立体感や動き、機能を実現し、現代的な和の装いを表現しました。
ポイント
- ストレッチしない着物生地にゴムギャザー等で伸縮性や立体感を加え、着やすさ、動きやすさを実現。
- サステナブルな観点から、パターンが効率良く取れ、縫製が容易な、袋縫いテープを活用したデザインを考案。
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一般応募
坂野 瀬奈
作品名:錦 織りなす猩と涅
コンセプト
「錦」を裂織りで再構築。
猩と涅を軸に古布を裂き色を織りなす。
布を纏い水面を揺らす錦織のように泳ぐ。
絢爛と沈然、祝祭と終焉、華やかだが深い日本独自の美意識を表現。ポイント
- 上半身はテーラードジャケット風で端正に仕立て、広がる裾の曲線は気品ある華やかな錦鯉の泳ぐ様子を表現
- 裂織り部分には赤と黒を基調に布を染めて色を重ねて織る。絢爛で静謐で、情緒溢れる染まる錦を色で表現
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東京モード学園
澤 優介
作品名:FRINGE
コンセプト
着物の織糸がほつれる様子に美を感じた。
退廃的な風潮をもつ現代ファッションに伝統的な着物をくみ合わせることで新しいカルチャーを表現します。ポイント
- 目まぐるしくすぎていく時代の波をモチーフとし、着物のほつれた様子を組み合わせている。
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一般応募
田井 法子
作品名:禅の美「不均斉」
コンセプト
禅芸術を衣服に落とし込み日本の美意識を表現することを目標にしました。質素な中に豊かさを感じる詫びと、いびつさによって美しさを引き立てる不均斉を融合しました。
ポイント
- 着物や帯の素材や柄の美しさを最大限に活かすため、過度に手を加えず簡素でシンプルなスタイルに。
- 全体で詫びを感じさせバックスタイルの帯を大胆に非対称にすることで、不均斉ならびに個性を表現。
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文化服装学院
西﨑 有那
作品名:REGENERATE
コンセプト
REGENERATE 再生
傷が修復して皮膚が再生していく様子をデザインに落とし込んだ。ポイント
- 再生する皮膚をそのままアウターに落とし込む。
- 傷が修復する様子をスラッシュキルトで表現。不要になった着物を集めて、組み合わせることで新しい風合いを生む。
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一般応募
花野井 瑠美
作品名:「面裏‐OMOTEURA」:裂けた面に宿るもの
コンセプト
裂き織りで表と裏の感情や善悪、優しさや怒り、矛盾や揺れる想いを丁寧に織り込み、人の不完全さや葛藤、孤独、迷いや悲しみまでもそっと抱きしめ、肯定する服です。
ポイント
- 裂き織り:おかめの穏やかさと般若の荒々しさを織り込み、記憶やアイデンティティを象徴。
- スラッシュキルト:裂け目からお面が覗き、本性や矛盾する感情を露わにする。
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文化学園大学
Hong joongeom
作品名:花魁:感情の構造と循環 - 感情の噴出
コンセプト
封じ込められていた感情が、過去の記憶と共に一気に溢れ出す瞬間を視覚化した流れ出す明るいブルーの布が、感情の爆発と内面の変化を示します。
ポイント
- 背面の点描画像は花魁の幼少期の記憶を象徴し、暗い過去の中にある傷や感情の残滓を描写。
- 金魚の生地を使用した明るいドレスは、内に溜まった感情が抑えきれず、滝のように外へ流れ出す様子を表現。
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東京モード学園
武藤 海斗
作品名:KM-1
コンセプト
着物をよりカジュアルに着やすいアイテムに落とし込み、着物の洗練された美しさを気軽に、より多くの人に楽しんでもらえる服。
ポイント
- MA-1を模したジャケットを2枚重ねにし、上の方は切りっぱなしに下は立体的な形に仕上げました。
- 着物の様なスタイルを活かして巻きスカートで仕上げ、ディテールにMA-1のデザインを取り入れました。
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国際ファッション専門職大学
女鹿 心優
作品名:Echoes of Obi
コンセプト
「帯」を体を締める道具から、体を包み語る存在へと再解釈。
布が持つ力を最大限に引き出し、広がる未来の姿を映し出す。ポイント
- 帯特有の厚みと張りを活かし、身体から離れる立体的フォルムを設計。
- 伝統的な帯を再解釈し、未来へと続く新しい和装表現を創出。
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国際ファッション専門職大学
森田 果恋
作品名:Geometric Tradition
コンセプト
洋服が主流となり、着物を日常的に着なくなったこの世界。
着物が主流となって発展していたら今私たちはどんな服を着ているだろう。
日本の衣生活のもう一つの世界。ポイント
- 着物であまりされない生地自体の加工と和柄の幾何学模様を重ねることによるモダンなスタイル。
- 着物特有の⻑方形の生地を活用した廃棄布の少ないパターン。
SFDA 2026
一次審査通過者発表