SFDA 2027
一次審査通過者発表
(ウェア部門)
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一般応募
梅宮 青
作品名:EartH(アース)
コンセプト
古代、人類が最初に纏った毛皮(ファー)は、自然の生命力を身体へと移す「聖なる皮膚(依代)」だった。本作は、布を裁たず、余すことなく受け継ぐ日本のサステナブルの原点「着物」を解体し、衣服の初源であるファーへと再構築した衣服である。一切染め直さず、元の和柄や箔が現代の風の中で混ざり合い、蠢く境界なきグラデーション。地球の呼吸を宿したその姿は、私たちへ自然との美しい共生の未来を直感的に肯定する。
ポイント
布を余さず受け継ぐ着物の思想を、衣服の原点(ファー)へ還元。一切染め直さず、着物の色や箔をそのままに細く割いてチュールに結んだ。すべてが境界なく影響し合う地球の営みをグラデーションで表現。独自の軽量ファーは現代の風をはらんでリアルタイムに色が混ざり合い蠢く姿はモダンな強さと生命の連鎖を表現する。
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東京モード学園
遠藤 悠里
作品名:和羽
コンセプト
着物の端切れや和柄を羽根のような丸いパーツへ再構築し、1枚1枚を重ね合わせることで、軽やかさと立体感を表現しました。それぞれ異なる柄が調和することで多様性や個性の美しさを象徴しています。
ポイント
大きな羽と和柄の融合。華やかで美しいデザインを表現してきます。
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東京モード学園
岡元 清正
作品名:和装継承
コンセプト
着物の美しさを現代のライフスタイルに取り入れることをテーマに制作しました。トレンチコートをベースに、着物生地や帯を大胆に切り替えて配置することで、和装と洋装が自然に調和する一着を目指しています。着物ならではの華やかな柄や質感を生かしながら、新しい価値を持つファッションとして提案しました。
ポイント
トレンチコートの構造を生かしながら、着物生地をアシンメトリーに切り替え、歩くたびに柄が見え隠れするデザインにしました。袖には帯をイメージしたディテールを取り入れ、和の雰囲気を演出しています。タッセルをアクセントに加え、上品さと動きのあるシルエットに仕上げました。
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東京モード学園
具 奉俊
作品名:Re:Tradition
コンセプト
伝統的な着物の美しさを現代のライフスタイルに溶け込ませることをテーマにし、和の素材や意匠を日常着として再構築したデザイン。
ポイント
着物生地をパッチワークで組み合わせることで、一着ごとに異なる表情を生み出した。
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文化服装学院
今野 奏
作品名:UNWEAVE - REKNIT
コンセプト
ニットは、一本の糸から始まり、また一本の糸に戻ることができる。その構造を「時間を行き来する行為」と捉え、過去と現在を繋ぐ空間的な装いを表現する。役目を終えた和装に宿る「先人の記憶や質感」を受け継ぎ、編み物を通して再解釈する。着物を裂き、一本の糸へ還し、温もりある毛糸と共に新たな衣服へと編み直すことで、かっちりとした和装の質感に緩みが生まれ、より自由で、自然体な装いへと導いていく。
ポイント
編む工程を通して、着物がほどかれニットへと変化する時間の流れを表現。平面的な和装をベースに、ニットの重みによるたるみや手編みならではの歪みを活かした流動的なシルエットを構築。衣服に宿る先人の記憶や感情も共に編み継ぐことで製品への愛着を育み、製品寿命を延ばすエモーショナルサステナビリティを提案する。
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一般応募
榊原 叶真
作品名:POST JAPONISME
コンセプト
近年、東洋と西洋は互いの文化を受容し、その境界はより曖昧になりつつある。パリの街角でも扇子などの日本文化が日常に溶け込む今、本コレクション「POST JAPONISME」は、その先のあり方を提案する。日本の伝統素材や美意識を本格的なテーラリングで再構築し、日本文化を現代の洋装へと自然に息づかせる新たなスタイルを提示する。
ポイント
着物生地は柄の一部を残して黒く染色することで、織の繊細な表情と柄の美しさを際立たせた。あえて余白をつくることで素材本来の魅力を引き出し、静かなコントラストを生み出している。シャツには着物から着想を得たディテールを取り入れ、日本の伝統と現代的なテーラリングを調和させた。
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国際ファッション専門職大学
坂口 天亮
作品名:移彩
コンセプト
着物では襦袢への色移りは欠陥として扱われる。一方、ミリタリーウェアでは傷や経年変化が着用者の歴史として価値を持つ。その価値観の対比に着目し、着物の柄や色を襦袢へ転写し重ね合わせることで、色移りそのものが価値となる新たなテキスタイルを作成。欠陥とされてきた汚れを、衣服が刻んだ時間の証として肯定する。
ポイント
着物生地の上に、転写した襦袢の柄をずらして重ね、カモフラージュ柄のキルティングを施す。霞んでうつった着物の柄が迷彩のような表情を生み、色移りという痕跡とミリタリーにおける経年変化の価値を一つのテキスタイルへ結び付けた。形はMA-1をベースに着物の構成を取り入れ、現代的なミリタリーウェアへ再構築した。
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東京モード学園
坂下 花アラネーダ
作品名:墨獣
コンセプト
伝統的なタトゥーアートを、着物地を用いて新たな価値を持つ一着へ再構築した。前身頃には虎、後身頃には黒豹を大胆に表現し、一着で異なる力強さを描いています。役目を終えた着物をパッチワークとして生まれ変わらせ、文化や技術、素材の魅力を未来へ受け継ぐサステナブルなデザインを目指しました。
ポイント
本体には着物のシルク生地を使用し、虎と黒豹は異なる着物地を組み合わせたパッチワークで表現します。柄や光沢を生かし、立体感は刺繍で加えることで、伝統工芸と現代的な造形を融合させました。
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東京モード学園
坂田 実乃璃
作品名:Re:Bloom
コンセプト
役目を終えた着物を解体し、新たな命を吹き込むことで素材の可能性を咲かせることをテーマにした作品です。異なる柄や質感を組み合わせ、ドローコードによるギャザーで一着ごとに異なる表情を生み出しました。不要とされた素材に新たな価値を与え、循環する美しさを提案します。
ポイント
着物生地を不規則に配置してドローコードで自由に形を変えられるデザインにしました。ギャザーによって表情が変化し、一着ごとに異なる個性が生まれます。解体・修理もしやすく、長く続けられる構造を意識しています。
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一般応募
佐藤 魁
作品名:ARAIHARI / 洗い張り-服の寿命は布の寿命より、短くていい。
コンセプト
服は死んでいい。布が生きればいい。洋服は裁ち落とし、芯を貼る。すべて不可逆だ。だから捨てられる。服が壊れたからではない。身体が変わり、流行が変わったからだ。着物は違う。直線で裁ち、縫い代を折り込む。解けば反物に戻る。変化の余地が、最初から畳まれている。最も解体不能な衣服スーツを、解体可能に再設計する。着物の形ではなく、時間を取り出す。
ポイント
反物幅36cmを意匠の起点とする。接ぎ目を隠さず、誇る。接着芯を排し、毛芯は手縫い、パッドは着脱式。すべて解ける。縫い代は切らず内蔵し、サイズ調整の余地として残す。ボタン穴を開けず、切り込みポケットも作らない。裁ち落としはゼロ。着物には見えない。着物の構造だけが生きている。
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東京モード学園
SENA BARRON
作品名:freestyle
コンセプト
ファッションとは、自分の感情や気分、個性を自由に表現する「フリースタイル」のようなものです。だからこそ、服はさまざまな着こなし方ができ、自分を自由に表現できるものでなければなりません。これが、着物に新たな意味をもたらすのです。
ポイント
プリーツ加工を施した、着物の新たな生まれ変わり。帯のストラップやドレープでシルエットを自由に調整でき、自分好みのスタイルを楽しめます。着物から生まれた、未来的な色と柄。
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文化服装学院
中村 虹輝
作品名:循環する服
コンセプト
サステナブルの先を考えた服
ポイント
NFDT2025最終作品を使用し、新たな服に循環させる。不要になった服、着物、生地を細かく引き裂き、繊維状に、オリジナルのテキスタイルを作成する。 制作したものもいつか着なくなる。それもまた繊維に戻すことで何度でも生まれ変わることができる循環する服が生まれる。
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文化服装学院
中村 歩路
作品名:「風待ち」-一針が願いを繋ぐ-
コンセプト
“願いを繋ぐ” 七夕に受け継がれる裁縫・機織への願いから着想を得る。織姫が紡ぐ糸を人・文化・未来を繋ぐ象徴として捉え、七夕飾りの吹き流しをコンセプトに、着物の再構築を行う。作品のテーマにも込められた”願いを風に託す”着物は、和柄の切り絵で新たな命を吹き込む。風は願いや文化、人との繋がりを未来へ運ぶ象徴とし、日本の伝統と世界の民俗文化を結ぶウェアを提案する。
ポイント
吹き流しをモチーフにしたスカートで、七夕に揺れる願いを表現。上半身は織姫の機織りを想う強さをシルエットで表現した。織姫の願いをのせた、未来へ想いを届ける1着を提案。
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一般応募
平沼 智菜
作品名:初夏
コンセプト
近年、地球温暖化により夏の気温が上昇している。昔は夏でも快適に着れた着物は、体に密着し締めて着るため現代の夏に着るには暑苦しい。夏でも涼しく着れ、どこか和を感じる初夏服をデザインする。
ポイント
廃棄前の着物を解き、パイピングとして活用する。シフォン、シアー素材のハギにパイピングをし、ストライプとして柄を出す。長方形で使用するため生地廃棄がなく、SDGsに繋がる。またパターンの直線と着物の柄で、どこか和を感じさせ、着物の新しさを生み出す。
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東京モード学園
山口 心央
作品名:水引
コンセプト
水引きは、人と人、想いと想いを結ぶ日本の伝統文化である。私はその「結ぶ」という意味を現代へ広げ、人だけでなく、文化・資源・未来までも結び直すことをテーマに制作した。役目を終えた着物地を一本一本裂き、再生素材と組み合わせて水引の立体的な造形へと再構築することで、本来捨てられるはずだった素材に新たな命を吹き込む。それぞれ異なる人生や価値観を表すと同時に、日本文化を次世代へ受け継ぐ循環の象徴でもある。
ポイント
着物地を細く裂き、再生素材と一本一本組み合わせながら水引きを制作し、衣服全体を包み込む立体造形へ展開した。結びの大きさや密度に変化を付けることで、生命が広がるような躍動感を表現。伝統工芸の繊細さと現代的なシルエットを融合させ、素材そのものの魅力を最大限に引き出した。
SFDA 2027
一次審査通過者発表